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作問のすすめ vol.1

※本記事はクイズ初心者向けに作成しています。

こんにちは、キキです。
今回はクイズの作問についてお話しします。自作問投稿フォームから誰でも投稿できるようになった一方、「どうすれば良いクイズができるのか」という悩みがある方もいるかと思います。そんな時はこの記事を読んで、ベースとなる情報を学びましょう!

本文に入る前に心得てほしいことがあります。

「クイズは回答者に分からせるように作る」

知識として難しいものは構いません。ただ、比較的有名な情報を挙げることなく文章を終えたりする問題は「意味がありません」。辛辣な表現ですが、どうかその点の理解をお願いします。

1 情報収集

クイズを作る前にどうしても必要なこと。それが情報収集。クイズの答えになる題材が見つかったら始めます。
以下2点を心がけましょう。

 1 取捨選択はせず、とりあえず何でも収集!(目標10個)
 2 できるだけ信憑性の高い情報を選択する。基本は論文や書籍。

至極当たり前のことなのですが、非常に重要です。

1.5 吟味

さあ、クイズを作ろう!…と行きたいのですが、ちょっと落ち着いて。
せっかくの作問がボツにならないように1つ確認しましょう。

 「収集した情報や答え、クイズにする価値はどれくらい?」

軽く説明します。
私の考える「クイズにする価値」の基準は2点。

 1 突出した特徴があるか
 2 回答者に有益か

例えば、世界の山を考えてみましょう。

「世界一標高の高い山は?」(A. エベレスト)

これは一つ大きな特徴です。そして「世界一」という、クイズにおいて活用幅の広い情報であるといえます。対して。

「茨城県城里町の最高峰で/」(A. 鶏足山)

最高峰といっても…うん。マニアックすぎるし。弘法大師(空海)の伝説が残る山ではありますが、そこまでして出すものではないですね。

2 ベース

ここから文章の作成に入ります。
クイズの種類はライターのSILOUが記載すると思うので割愛します。とりあえずこの形式を守れば綺麗さは保てるはず。

例を挙げます。ちょっと無理のある問題ですが、説明のためと思ってください。

【問題】
今日では「ジオデシック・ドーム」という名が一般的となっている、球面に近い正多面体を三角形に細分化して作られたドーム型構造物を、これを考案したアメリカの発明家の名前から何ドームというでしょう?

【解答】
フラー・ドーム

作問上の注意は2段階に分かれます。
注意点と上の問題例での具体的な内容を並べてみます。

【第1段階】
 1 何を答えるべきかが分かる
    例 「何ドームというでしょう?」
    →「○○ドーム」と答えれば良い
 2 答える内容が一意に決まる
    例 『「ジオデシック・ドーム」という名が』
      「アメリカの発明家の名前から」
    →ジオデシック・ドームは誤答で、フラー・ドームは正答

特に「2」については、大会においては許容されることもしばしば。
ただ、個人的には、別解がある状態では出題すべきではないと思います。

【第2段階】
 3 情報は2~3個にする
    例 「…という名が一般的」
      「球面に近い…ドーム型構造物」
      「アメリカの発明家の名前」に由来
 4 「意外性」「定義」を最低1個入れる(第1段階「2」の応用)
    例 「球面に近い…ドーム型構造物」=「定義」
 5 知名度の低いもの順にする
    ※今回の例は適さなかった模様
     SILOUの記事に例があります

ここでほぼ完成。

3 微調整

いよいよラスト。

微調整というのは、簡単に言うと作問者のこだわりを魅せる場です。本サイトのクイズシミュレータ「明鏡紫水」の収録問題を例に説明します。

【原文】
「ユーティリタリアニズム」とも言われる、行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用によって決定されるとする立場を何主義というでしょう?

【編集】
英語では「ユーティリタリアニズム」とも言われる、行為や制度の社会的な望ましさはその結果として生じる効用によって決定されるとする考え方を何主義というでしょう?

どちらもクイズとして成立していますし、意味も通ります。

編集では、『「主義」の指示語として適切な言葉は何か』「ユーティリタリアニズムの位置はどうすべきか」ということを話していました。ようは言葉遣いについてですね。

特に後者をお話ししておきます。
クイズで勝つためにはいつか「読ませ押し」という技術が必要になってきます(今後の記事で触れます)。前述の通り、クイズには「(押しポイントを)回答者に分からせる」ことが必要です。そこで、「英語では」を前に付けて、回答者が押しポイントを探りやすくなるようにしてみました。

 これで、作問のスタートラインに立ちました。

今回の記事で指摘した注意点は必ず守らなければいけないわけではありません。フラー・ドームの例についても、知名度順には並んでいません。これら注意点に従って練習することで、どのように作問すれば美しくなるかが自然と身につくようになって、いつかはアレンジを加えて、「自分のクイズ」を作れるようになると思います。

さらなる学びや作問の勉強に、本サイトのクイズシミュレータ「明鏡紫水」を使ってみてください!自作問の投稿もお待ちしております!

キキ

@shisuiQ

「紫水のクイズ部屋」編集長。 詳細は「編集長の手記」まで。