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作問のすすめ vol.3

こんにちは、キキです。
今回はクイズでの文章の作り方に触れていきます。vol.1では全体の流れの話、vol.2ではネタ探しの話を簡単にしてみました。ネタがあっても文章にしなければクイズにはなりません。内容はかなり絞りますが、参考になればと思います。

※クイズが全て本記事の指摘通りに作問されるわけではありません。ご理解ください。

2つに分けて説明します。

1.パラレル(ですが問題)

2.一般

1 パラレル(ですが問題)

例題を2つ。

例1

【問題】
手首に付けるアクセサリーをブレスレットといいますが、足首に付けるアクセサリーを何というでしょう?

【解答】
アンクレット

例2

【問題】(出典:QuizKnock「ガチ早押し大会でクイズ王決定」)
若くして没した数学者で、エヴァリスト・ガロアはフランスの人ですが、ニールス・アーベルはどこの国の人?

【解答】
ノルウェー

2題の違いは、冒頭で問題内容が提示されているか否かです。

例1では急にパラレル部分に突入しているのに対し、例2では「若くして没した数学者で、」という節(「枕」と呼ばれます)を文頭に置いています。

これの必要性は、パラレルとして対比される題材の関連性の強さが関係します。

例1について。
対比されている「手首」と「足首」は関連性が高いといえます。人体において「手」と「足」を比較するのは自然といえます。よって、「アクセサリーで、手首に…」とする必要はありません。

例2について。
対比されている「ガロア」と「アーベル」。実際には関連性は高いらしいのですが、一般には伝わりにくいものです。数学者はたくさんいるので、できるだけ範囲を絞るために、「若くして没した数学者で、…」とするのが適切といえます。(本当はこれでも絞りが甘いんですけどね(笑))

パラレルは、文章の全体が十分に推測可能なように作りたいですね。

2 一般

一般というとざっくりしすぎていますが、どんな問題にも通用すること、ということです。

今回話すのは、「何を答えるべきかが分かる」ということです。

あれ、vol.1で話してなかったっけ?

それが違う内容なんですよね。
一応、前回話した内容を載せます。

 1 何を答えるべきかが分かる
    例 「何ドームというでしょう?」
    →「○○ドーム」と答えれば良い
 2 答える内容が一意に決まる
    例 『「ジオデシック・ドーム」という名が』
      「アメリカの発明家の名前から」
    →ジオデシック・ドームは誤答で、フラー・ドームは正答

これと何が違うのか。

「早い段階のスラッシュ(押しポイント)で」答える内容が分かる

ということです。

例題を1つ。

【問題】(作問:キキ)
1907年に日本最古のメリーゴーラウンド「カルーセルエルドラド」を作成した、ドイツの技術者は誰でしょう?

【解答】
ヒューゴー・ハッセ

この問題で問われる可能性のある内容は、「ヒューゴー・ハッセ」「カルーセルエルドラド」「メリーゴーラウンド」の3つです。(「回転木馬」の可能性はほぼありません。)

ここから、順にスラッシュを入れていきます。

【問題】
1907年に日本最古/

先ほどの3択の中で、この時点で可能性のありそうなものを検証します。

【問題】
1907年に日本最古/(のメリーゴーラウンド「カルーセル…)
 →ヒューゴー・ハッセ

1907年に日本最古/(のメリーゴーラウンドとして完成した、…)
 →カルーセルエルドラド

1907年に日本最古/(のものが完成した、…)
 →メリーゴーラウンド

少し無理のある問題もありますが、まだ全てあり得そう。

【問題】
1907年に日本最古のメリ/

この場合はどうでしょう?

【問題】
1907年に日本最古のメリ/(ーゴーラウンド「カル…)
 →ヒューゴー・ハッセ

1907年に日本最古のメリ/(ーゴーラウンドとして完成した、…)
 →カルーセルエルドラド

1907年に日本最古のメリ/(ーゴーラウンド…)
 →×

「メリーゴーラウンド」と出てしまったので、ここで2択になりました。(今後記事を出していきますが、「自然な文章」を意識すると、この時点で「ヒューゴー・ハッセ」の可能性が高いと判定できます。)

あとは文章の流れで掴んだり、残ったどちらかの単語が出てくるかで判別できます。

さらに詳しい内容は後日!

キキ

@shisuiQ

「紫水のクイズ部屋」編集長。 詳細は「編集長の手記」まで。